「セルフヒーリング」でも気持ちが落ち着かないときは、猫の「こんなユニークな行動」を参考にしてみるのもいいかもしれません。
ポルトガルであるとき、鳩を狙っている猫に出会いました。
壁に隠れていたのですが、本能で「ステルス(隠密)体勢」になっています。
本人としては「この体勢から飛びかかって、いっきに捕獲!」……という作戦なのですが、実はこの行動、鳩にはすっかりお見通し。
「ははーん、自分を狙ってるな」とわかっているのに気づかないふりをして、猫が飛びかかろうとする瞬間に余裕でサッと飛んで逃げる。これをゲームみたいに楽しんでいるのです。
猫にしてみれば「イケる!」と思っていただけに、すんでのところで逃げられて、その徒労感はハンパじゃありません。まわりに対しても恥ずかしい(猫にだって恥ずかしいという感情はあります)し、居心地も悪いものです。
こんなとき、猫は突拍子もない行動に出ます。いきなりダッシュしてみたり(斜めに走る猫もいます)、突如高いところに上ってみたり。
こうした「突拍子もない行動」をとって、嫌なことを忘れている(なかったことにする)のではないかと思うのです。
「意味のない行動」で、気分転換をしてみる
これは人間にも、もちろん応用可能です。嫌なことがあったとき、モヤモヤするとき、「それとは全然関係のない行動、意味のない行動」をしてみるのです。
空手の型をやってみる、四股を踏む、ダンスしながら歌を歌う、などなど。どんな歌でも、「歌詞を思い出しながら歌う」ことは意外な気分転換になります。小学校の校歌なんて覚えていますか?
あとは突拍子もない行動ではないですが、ピアノやギターを弾く、カラオケを歌う、というのもいいと思います。私の場合は「簡化24式太極拳」という太極拳の簡単バージョンがあるのですが、それをやってみたりします。
あとは散歩に出て、まわりをキョロキョロ見ながら歩きます。誰もいないときには、スキップやジャンプをしてみます。
うちの猫もスキップをするので(気分転換したいときではなく、気分が高揚したとき、ですが)、そのマネです。これが意外とスッキリ気分がよくなるので、オススメです。
つまり、なんでもいいのです。今までやったことがないこと、「自分でも思ってもみないこと」を思い切ってやってみましょう。驚くほど気分転換ができますよ。
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