エーザイは米バイオジェンと共同開発するアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の臨床試験で、深刻な脳内出血を起こした被験者2人が死亡したことについて、レカネマブが原因ではないとする見解を示した。
同社は電子メールで送付した発表資料で、これら2例はプラセボ(偽薬)を投与されていた被験者にも実薬が提供された「非盲検の延長試験で起きた」と指摘。「いずれのケースもかなりの併存疾患と、大出血あるいは死亡につながる抗凝固などのリスク要因があった。従って、死亡はレカネマブが起因するものであるとは言えないとエーザイは判断している」と説明した。
エーザイ株が12%安、治験で2例目の死亡-認知症薬との関連指摘
原題:Alzheimer’s Drug Not to Blame for Hemorrhage Deaths, Eisai Says(抜粋)
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著者:Robert Langreth
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