日本人が知らない韓国恋愛事情「初雪降ったら…」 ロマンチックが止まらない「東洋のラテン気質」

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韓国語には「声の大きい人が勝つ」という言い回しもあるくらいで、黙っていたら意見がないことになってしまう。謙虚で控えめを美徳とする日本の文化から見るとなんとも出しゃばりの多い、騒がしい集団に見えることもあるかもしれません。

「アナタノコトガスキダカラー!」の文化

そう、韓国の人って基本的に主張することが身についている。

「アナタノコトガスキダカラー!」というコマーシャルを覚えていらっしゃる方はいませんでしょうか? あのとき、あの元祖韓流スターはなぜ誰もいない海に向かってそんなセリフを叫んでいたのか? なぜか韓国人がやっていると誰も不思議に思わなかったものです。それは今も変わらないかもしれません。

韓国のアイドルが「このままずっと一緒にいよう」とステージから語りかけても、誰も「何をクサイことを言っているんだ」とは思わない。同じアジア人なのに、なぜ。なんとも不思議な現象と言えるでしょう。

そんな、韓国人だから許されてしまうロマンチックシリーズに、「初雪が降ったらデートする」というのがあります。これは「初雪を一緒に見たカップルはずっと一緒にいられる」というジンクスのためで、この日にわざわざ告白をしたりプロポーズの準備をするという、計画性があるのかないのかわからないタイプも見受けられます。

ちなみにくだんのBTSのジョングクは「一緒に初雪を見たい芸能人ランキング」1位に選ばれています。また、雪が好きというジミン(BTS)のために、中国のARMYによって10月のソウルに人工雪を降らせるイベントが開かれたこともあるというほどですから、推しにとってもファンにとっても雪は無視できない。

もちろん初雪は毎年降るわけですが、地域によって一瞬チラついただけで初雪とは判断しかねるような微妙な空模様の日には、悲喜こもごもさまざまな混乱が予想されます。

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