「朝ドラ」登場でお祭り状態"目黒蓮"真の評価 なぜ今、多くの人が"彼"にハマっているのか

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この談話によれば、目黒には制作側も非常に期待を寄せているように感じる。初登場した翌日の11月22日、朝ドラ前のニュース番組『おはよう日本 関東版』では「目黒蓮さんは多才ですね」と伊藤海彦アナウンサーが感嘆していた。『silent』での想のような役ではなく、真逆のキャラクラーを演じたことは、俳優としての幅広さを見せるうえで良かったのではないだろうか。

『教場II』で演じた役との共通点

目黒に詳しい人たちにしてみたら、彼は決して想のような役ばかりやっているわけではないと思っているだろう。例えば、2021年、木村拓哉主演で話題になったドラマ『教場Ⅱ』(フジテレビ系)では眼鏡をかけて、柏木以上にクールな警察学校の訓練生・杣利希斗(そまりきと)を演じていた。

この役は母が警察幹部で当人も優秀というもので、柏木はこの役に寄せてきた? と思えなくもない。しかも『教場Ⅱ』には福原遥も訓練生役で出演しているのだ(こちらではショートカットで舞以上に初々しい)。

話は若干ずれるが、『教場Ⅱ』は警察官を目指す若者が、木村拓哉演じる鬼教官・風間の厳しい指導のもと訓練を積み成長していく物語で、目黒も福原も姿勢よくキビキビと訓練に励んでいる。『舞いあがれ!』航空編とは、もしや『教場Ⅱ』のライト版のようになるのではないだろうか、これから舞たちが帯広校でフライト課程に進んだときに担当となる吉川晃司演じる渋い教官は鬼教官なのでは……と妄想が膨らむ。

そうはいっても朝ドラでは『教場Ⅱ』のようなヘビーな話は描けないだろうけれど。だからこそ、舞が慣れない寮生活や個性豊かなチームメイトたちに振り回されながらあたふたしているような描写になっているのだろう。

話を目黒蓮に戻そう。12月2日公開の映画『月の満ち欠け』(廣木隆一監督)ではまた想とも柏木とも違う役を演じている。同作は直木賞受賞小説を映画化したもので、目黒が演じるのは、瑠璃(有村架純)というミステリアスな女性を愛する人物・三角(みすみ)。

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