年末年始に向けて体をリセットする3つの食事術 面倒なことは考えず「食べない時間」を増やす

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もちろん、これ以外のパターンでも、とにかく16時間食べさえしなければ効果は同じです。

「パターン2が定着したけど、ランチミーティングがある日はパターン1にしよう」

「ふだんはパターン1だけど、飲み会がある日はパターン2でいこう」

といった具合に、フレキシブルに変えても問題ありません。

または、最初は「やっぱり16時間、何も食べないのは無理」という人もいるかもしれません。それなら、12時間程度のプチ断食でも大丈夫です。まずはできる範囲で始めてみましょう。

「平日は仕事もあって、生活のリズムを変えるのは難しそう」

「仕事中、どうしても空腹が気になってしまう」

そんなふうに感じる人がいるかもしれません。それなら、まずは仕事のない週末の1日だけ、「ものを食べない時間」を作ってみませんか?

食べすぎのダメージを、週末にリセット

そもそも、仕事のない日は、いつもより寝坊することが多いのではないでしょうか。例えば、お昼前の午前11時までゆっくり眠ってブランチを、午後7時までディナーを楽しむ、こんなゆったりしたスケジュールでも立派に「16時間断食」を行なったことになります。

一週間でたまった老廃物や、食べすぎによって体が受けたダメージを、週末にリセットする。そんな気持ちで、気軽に取り組んでみましょう。週に1回でも、まとまった空腹の時間を作れば、体は確実にリフレッシュします。

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数々のダイエット法に挫折したという小堀さんが、「16時間断食」だけはすんなり継続できたのは、効果がすぐに実感できたから。体内時計にフィットして辛さがなく、生活リズムにも組み込みやすくて、無理を感じなかったから。そして何よりも、16時間以外は「何を食べてもOK」で、我慢の必要がなかったからだといいます。

ものを食べない時間を作る――これを守るだけで、体に入る糖質もカロリーも自然に減っていき、結果として食事を改善することができます。シンプルですし、お金もかかりません。大事なのは、始めてみること。そして、無理をせずに続けていくことです。

青木 厚 医師

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あおき あつし / Atsushi Aoki

医学博士。あおき内科さいたま糖尿病クリニック院長。自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝科などを経て、2015年、青木内科・リハビリテーション科(2019年に現名称に)を開設。糖尿病、高血圧、高脂血症、生活習慣病が専門。著書『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)は20万部を超えるベストセラーとなる。

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