滝沢秀明のツイッター開設がこれほど騒がれる訳 ジャニーズとネット、この5年間を振り返ると…
キンプリは2015年結成、2018年に「シンデレラガール」でCDデビュー。当初は6人組だったが、岩橋玄樹さんがパニック障害で休養(のちに脱退・退所)してからは5人で活動している。NHK紅白歌合戦には、デビューした2018年から4年連続出場し、今年も登場が期待されている。
近ごろはメンバーそれぞれのソロ活動も目立つ。幅広い世代が知っていそうな例をあげると、岸さんは「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)で、先輩のTOKIOとともに汗をかいている。永瀬さんは、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(2021年前期)で、主人公の友人の船乗り「りょーちん(及川亮)」を演じていた。平野さんは、10月開始のドラマ「クロサギ」(TBS系)で主演しているため、このところ宣伝で見る機会も多いだろう——などと聞くと、グループ名を知らなくても、「ああ、あの人ね!」とピンとくるはずだ。
そんな人気グループでの電撃脱退。発表文によると、本来は翌日に発表予定だったが、「憶測による情報が先行して流れる可能性」があったため、テレビ番組の出演時間も考慮して、深夜23時に設定したという。
いわば「リーク潰し」とも言える先手の行動だが、ここまで詳細な経緯説明が、ジャニーズ事務所の公式サイトで行われるのは、かなり画期的だろう。少なくとも、昔のジャニーズ事務所では考えられなかった対応だ。
雑誌表紙の「シルエット」も今や懐かしい
エンタメ業界では、長年それこそ「キング」の座に就いているジャニーズだが、ことネット戦略に力を入れるようになったのは、ここ5年ほどのこと。それ以前がどうだったのか知るには、検索エンジンで「雑誌 ジャニーズ シルエット」と調べるのがわかりやすい。雑誌の表紙の一部分がグレーで塗りつぶされた、画像が引っかかるはずだ。
墨塗りになった部分には、本来ジャニーズの所属タレントが配されていて、店頭に陳列される表紙にはちゃんと刷られている。おそらく事務所としては、所属タレントのイメージ戦略上、ネットでの露出を制限したかったのだと思われるが、事情を知らない一般ユーザーには、なんのこっちゃだっただろう。
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