<2006~2010年 《開花》
キンドルなどのヒット商品を生み出し、トップ企業の仲間入りを果たした時期>
ごくたまに「この先5年、10年で変わらないものは何か」と聞かれることがある。アマゾンでは常にそれを探っている。というのも、変わらないものがあるなら、それを軸に回り続けることができるからだ。いまそこにつぎ込むエネルギーは、10年後にも利益を生み続けるだろう。
――『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌 2007年10月
キンドルに取り組み始めて3年以上が経つ。最大の目標は、キンドルがそこにないかのように――デバイスの存在を忘れて――読書を楽しめるようにすることだった。そして、紙の本を超えること。キンドルはワイヤレスなので、ベッドに寝転がっていても、電車に乗っていても読書を楽しめる。しかも60秒足らずで。コンピュータは必要ない。キンドルのデバイスから直接欲しい本を注文すればいい。
――プレス・リリース 2007年11月19日
安易に才能に溺れれば、おそらく選択を損なう
答えが分かっていることだけを行っていたら、会社はつぶれるだろう。
――『エスクァイア』誌 2008年9月25日
我々は、失敗するたびに自問する。「まだ最初のビジョンを信じているか」と。答えがイエスなら、気持ちを奮い立たせ[別の]アプローチを試みる。
――『フォーチュン』誌 2009年5月26日
長文から学ぶことは、短文から学ぶこととは異なると思う。どちらも重要だ。私の大好きな作品の1つ、『日の名残り』を読むと、こう思わずにはいられないだろう。私は10時間、別の人生を生き、人生や後悔について学んだのだと。それはブログの文章ではできない経験である。
――『ニューズウィーク』誌 2009年12月20日
器用さは才能である。優しさは選択である。才能は分かりやすい。ただ、与えられたものだから。選択は難しい。安易に才能に溺れれば、おそらく選択を損なうことになるだろう。
――プリンストン大学 卒業生に贈る言葉 2010年5月30日
その昔、我々は「アマゾン・ドット・トースト(いんちき)」「アマゾン・ドット・コン(詐欺)」「アマゾン・ドット・ボム(爆弾)」などと呼ばれていた。起業して最初の3年の出来事だ。つまり、そういうことなのだ――誤解を受け止めるということは。
――「チャーリー・ローズ」インタビュー 2010年6月28日
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