【産業天気図・半導体/半導体製造装置】デジタル家電在庫調整で稼働率は連続低下。後半に向け天気回復だが、かなり緩やか

●お天気概況
 DRAM、液晶駆動用半導体など主要製品の価格軟化が続いている。大手メーカーの第1四半期(4~6月)の動向を見ると、システムLSI大手のルネサステクノロジは「数億円の営業黒字がやっと」(伊藤達社長)。DRAM専業のエルピーダメモリも10億~40億円の営業赤字見通しだ。昨年度前半は活況だった半導体製造装置業界も第1四半期は厳しく、年度後半に向けての回復に期待をかけている状況だ。

●今後の注目点
 主要半導体メーカー42社でつくる世界半導体生産能力統計によると、2005年1~3月期の世界の半導体製造設備稼働率は84.8%。デジタル家電の在庫調整の影響が続き、稼働率は3四半期連続で下がった。下げ幅が徐々に縮小しているため稼働率回復へ向かうとの期待もあるが、上げ幅は緩やかになりそう。昨年度までに大手メーカーが投資した先端工場の稼働も相次ぐため、しばらく供給過多の厳しい状況が続く。
【山田俊浩記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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