10人に1人が「ネット婚活で結婚」急増の納得理由 婚活サービスが「出会いの機会」として普及した

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結婚意向についても同様の結果が得られた。「(今後も)結婚したくない」と考えている人の割合は約2割(21.6%)と変化がない一方、「どちらでもない」と考えている人の割合は約4分の1(25.9%)と2019年の23.0%から増えている。

結婚したくない理由を見ると、「行動や生き方が制限される」「結婚の必要性を感じない」「金銭面に余裕がなくなる」が上位に来ている。結婚のカタチも変化している中、「結婚」と「自分の時間やキャリア」がトレードオフと捉えられており、一部では結婚意欲の阻害要因となっていることがわかる。

結婚できない理由は「出会いがない」から

一方、結婚できないと考えている人もいる。その理由を見てみると、「出会いがない」が44.3%と最も高い。また、「コロナの影響で出会いの機会がなくなった」は10.1%と、コロナ禍で対面コミュニケーションが制限された影響が浮き彫りになった。

もちろん、結婚意向の有無は個人の自由であり、強制されるものではない。そのことを踏まえたうえで、「出会いの機会がない」ことで結婚したくてもできない人に解決策を提示することは重要なことと言える。

では、結婚した人はどこで出会っているのだろうか。2016年には66.9%あった「既存コミュニティ内(「同じ会社や職場」「合コン以外の友人の紹介」「同じ学校やクラス」「サークルや趣味・習い事の活動を通じて」「家族や親戚の紹介」「幼なじみ・近所」の計)」での出会いは、長期的に見てダウントレンドとなっており、2021年には57.7%と大きく減少した。

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