好調な半導体関連企業、100万円以上の年収増加も 年収に占める「業績連動分」の割合が高いのも特徴
半導体関連企業は、年収に占める業績連動分の割合が高い。事業の成長に合わせて給与を上げることで、従業員の意欲を維持・向上させている。ディスコの場合、2021年度の年収の約6割を賞与が占めた。
ランキング外でも高年収の企業
一方で半導体は好不況の波が激しいため、固定給の部分を上げる代わりに好況時の賞与で報いている側面もある。「固定給を上げて業績が苦しいときにリストラすると、頭脳流出を招き会社が弱くなる」と関家社長は語る。
ランキング外にも高年収企業はある。洗浄装置を手がけるSCREENホールディングスはその一社だ。
2021年度の平均給与は822万円。10年前と比べて89万円減っているが、部門ごとに業績連動賞与を導入しており、半導体部門では業界トップレベルの企業と遜色ない額だという。
半導体関連事業は中長期的な拡大基調が続く。今後に向けた人材確保の成否という点でも、各社の給与動向から目が離せない。
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