「もしかして老眼かも?」5つのチェックリスト 意外と知らない疑問点を眼科専門医に聞く
多くの人が40代で老眼になり始めているものの、我慢して見えづらい状態を続けている場合も多いそう。すると表情も固くなりがちになり、眉間の皺も増えて見た目にも険しい印象に……。初期症状段階で早めに老眼鏡を使用すれば、目も疲れにくく表情も明るくなる、と林田先生はいいます。
読書自体をあきらめてしまう場合も
「手元が見えづらいと、しんどさを感じるはずです。また老眼が進むと、手元のものを見るためにむりやりピントを合わせようとするので、疲れ目になりやすい悪循環に。ひどい場合は、頭痛や肩こり、吐き気などの症状に悩まされる人もいます。
また、文庫本や雑誌の小さな文字を読みづらくなるので、読書が好きだった人が読書自体をあきらめてしまうケースもあります。これでは、せっかくの楽しい人生が台無しです。人は外からの情報の8割を目から得ているといわれますので、誤読や誤認識によって事故が発生するリスクもありますよね。老眼の進行をそのままにしておくと、生活の質が損なわれてしまう結果になりかねません」
老眼鏡を使うのはまだ早い…と考える人もいるかもしれませんが、我慢は禁物。おしゃれなメガネを取り入れれば、ネガティブに捉えがちな「老眼鏡」も積極的に取り入れられるはず。
「ポイントは今の自分の視力や目の状況にあったメガネを選ぶこと。100均でも売られていますが、まずは必ず眼科を受診して、自分に合ったメガネを作ってもらいましょう。メガネは自分の好きなデザインを選ぶことでファッションを楽しんだり、見た目や気分を上げることにも一役買ってくれます」
メガネブランドのZoffでは、500種類以上のフレームから選んで、老眼鏡・遠近両用メガネを作ることができます。トレンドをおさえつつオフィスシーンにも馴染むベーシックデザインから、コーディネートのアクセントになる遊び心のあるアイテムまで、きっとお気に入りが見つかるはずです。
大人世代がぶつかる問題である老眼。ポジティブに変換しておしゃれとして楽しむという選択肢を選んでみませんか。
眼科専門医。「医療法人社団康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾」理事長。 過去、大阪大学大学院医学系研究科および米国フロリダ州マイアミ・オキュラー サーフェスセンターにて眼表面および間葉系細胞の幹細胞研究に携わり、実際の細胞培養の経験まである再生医療のスペシャリスト。 現在は、主に名古屋で眼瞼手術や難治性白内障手術、緑内障手術等に取り組む傍ら、眼科の領域にとどまらず、東京では肌再生療法や脂肪幹細胞療法、免疫療法も手掛ける。また、メディアにおいても活躍中。
(取材・文/徳永留依子)
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