トップは32歳で平均年収2688万円、2位でも35歳で1432万円・・・。国家資格でもないコンサルタントだが、頂点に上り詰めれば、それなりの高報酬が待っている。
コンサル業界では給料などの待遇はかなり高いといわれる。では実際にどの程度なのか。
ここでは上場企業の中から、経営コンサルやITコンサル、システムインテグレーター(SI)といったITシステムを手がける企業に絞り、平均年収ランキングを作成した。対象は60社だが、そのうち上位50社を紹介する。主に単体決算である。
上位8社までは全社平均年収が1000万円超
首位はM&Aキャピタルパートナーズだ。中堅・中小企業向けにM&A仲介やコンサルを展開する独立系企業である。もはやランキングの常連であり、平均年収の2688万円は上場企業の中でも最上位。一方で平均年齢は32.2歳と若い。金融機関の営業でもトップクラスが転職するケースが少なくないという。
2位のストライクも中小企業の事業承継など、M&A仲介を手がけるコンサル会社。平均年収は1432万円に達する。3位のフロンティア・マネジメント(平均年収1233万円)は、大西正一郎氏ほか産業再生機構の出身者が中心となって設立した経営コンサル会社だ。
4位の野村総合研究所(同1232万円)は、野村証券系SIで、コンサルやシステム開発を一手に担う。
以下、5位日本M&AセンターHD(1202万円)、6位ベイカレント・コンサルティング(1106万円)、7位シグマクシス・HD(1092万円)、8位ドリームインキュベータ(1086万円)までが平均年収1000万円を超える。平均年齢も30代が多い。
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