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アクセンチュア江川社長「デザイン力が大事だ」 Webデザインやマーケなど100種類の人材が必要

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総合コンサル首位、アクセンチュア日本法人の江川昌史社長。美大や芸大を回るほど「アート人材が重要」と説く。

アクセンチュア日本法人 社長 江川昌史氏
江川昌史(えがわ・あつし)/アクセンチュア日本法人社長。1965年生まれ。89年慶応大学商学部卒業。同年アクセンチュア入社。多岐にわたる顧客のプロジェクトを指揮。2000年にパートナー就任。08年執行役員 製造・流通本部 統括本部長、14年副社長を経て、15年9月より現職。20年からは日本市場の総責任者としてグローバル経営委員会にも参画。(撮影:今井康一)

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──ここまで成長を遂げた要因はどこにあるのですか。

2015年4月に社長就任の打診が来たとき、社内は激しい働き方をしていた。そこで取り組んだのが今も続く独自の働き方改革「プロジェクトプライド」。残業時間を減らし、ハラスメントを撲滅し、女性や外国人が働きやすい会社にした。1年もすると、いい人材が入り、女性比率も上がった。

かつては“左脳集団”で、論理が勝つ世界だった。しかし、デジタル分野を進めるにはクリエーティブやエンジニアなど多様な人材が必要で、そうした人に選ばれる会社にしなければ成長はない。

戦略とITの間をつなぐ人が必要だ

週刊東洋経済 2022年11/5号(「秀才たちの新ヒエラルキー コンサル 弁護士 税理士」。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。バックナンバー常備店はこちら

上流から下流まで社内で完結する体制を築いています。

戦略コンサルの目線を理解するITの人は少ないし、戦略コンサルもITの現場を理解できる人は少ない。間をつなぐ人が要るし、すべてやろうと思ったら、1つの器の中にいないとできない。歴史的に戦略コンサルが偉いという雰囲気があったが、チームとして同列に扱うように処遇して、意識改革も進めてきた。

アクセンチュア全体で、日本の存在感は圧倒的に上がっている。国別の売上高ランキングも就任当初の7位から2位まで上がった。今では日本で進めてきた手法を諸外国でまねしている状況だ。

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