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「まあまあ違った」若手コンサルが見た理想と現実 匿名座談会で判明、「自意識高い」高給取りたち

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結婚相手の希望職種でも、トップクラスに上がるコンサル会社。知性ある、高給取り、キャリアアップ・・・華麗なる生活は本当なのか。複数の若手コンサルタントに匿名を条件で本音を語ってもらった。

打ち合わせをするビジネスパーソン
最難関大学の学生も就活の第1志望はコンサル会社が多い。一方、転職も多く、キャリア形成の1ステップととらえる者が後を絶たない。写真はイメージ(写真:Graphs / PIXTA)

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毎年数千人規模の大量採用と、活況が続くコンサルティング業界。一方、現場で働く社員からは、さまざまな悩みが聞こえてくる。業界の実情を若手コンサルタントたちに聞いた(個別取材を基に座談会形式で構成)。

──コンサル会社に入社した理由を教えてください。

A 新卒で外資の総合系コンサルに入りました。理由は単純で、給料が高かったから。給料が高い順に企業をリストアップし、上から受けて内定が出たのがコンサルです。結果を出していれば、自分の年齢でも年収1000万円は軽く超えますし、同世代の友人よりも多くもらえていますね。

B 私は業務の内容に魅力を感じたからかなあ。入社したのは外資のIT系コンサルで、AI(人工知能)の分野では名前をよく聞く会社です。文系の私がそうした分野に関われるとしたら、ITコンサルしかないな、と。

英語だけは最低限できた。何か活かせたら・・・

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C 2人と違って私は3年前に戦略系コンサル会社に転職してきました。英語だけは最低限できたので、何かそれを生かせる仕事はないかと探していたところ、世界的にも有名な企業で募集があったので、迷わず応募しました。

D 僕は新卒で会計系のコンサル会社に入って戦略系コンサルをしていたけど、1年前にベンチャー企業に転職しました。1つの会社に縛られないのは魅力だったし、経験を積む中で実際の事業をしてみたいと思うようになった。

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