1640万円「ポルシェ911カレラT」格安といえる訳 ピュアに走りを楽しむ人のための軽量ツアラー

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細かい部分では、フロントガラスの最上部がグレーに着色されている。テールエンドでは、ハイグロスブラックとなったスポーツエグゾーストシステムのテールパイプもポイントだ。ポルシェでは、「これにより、新型911カレラTは、いちだんと外向的でダイナミックな外観となっています」としている。

インテリアは、スポーツ性を強調するため、4-wayスポーツシートプラスを装備。トリムやパネルをマットブラックやハイグロスブラックとすることで、インテリアを引き締め、同時にエクステリアとの調和を図る。

ブラック基調のインテリアは1970年代当時の「911」と思わせる(写真:ポルシェジャパン)
ブラック基調のインテリアは1970年代当時の「911」と思わせる(写真:ポルシェジャパン)

オプションの「カレラTインテリアパッケージ」を選択すれば、スレートグレーまたはリザードグリーンのアクセントカラーが加わる。

具体的にはシートベルト、装飾ステッチ、ヘッドレストのエンボス加工、シートセンターのストライプに入るのだ。さらにこのコントラストカラーによるロゴとステッチが入る、フロアマットも用意される。

リアシートを省いた2シーターとなっている(写真:ポルシェジャパン)
リアシートを省いた2シーターとなっている(写真:ポルシェジャパン)

インテリアのオプションでは、その他にアダプティブスポーツシートプラス(18-way、電動)や超軽量フルバケットシートも選択可能だ。

カレラTインテリアパッケージでは、さらにエクステンデッドレザーインテリアが装備され、センターコンソールやドアアームレストや、ダッシュボード上部、ドアパネルトリムがレザーとなる。

ピュアに走りを楽しみたい人へ

軽さと走りを追求した911カレラTは、モデルそのものも魅力的だが、911を新車で買える人にとっては価格も魅力的に映るだろう。911カレラ(1503万円)から、わずか137万円となる1640万円なのだ。

たとえば、911カレラにスポーツエグゾーストシステムとスポーツクロノパッケージをオプション装着すると、それだけで100万円を超える。911カレラTは、買い得度の高いモデルであるとも言えるのだ。なお、7速MT/ 8速PDKとも右/左ハンドルが用意され、すべて同価で選択できるのも嬉しい。

7速MTが選べるのも特徴の1つ(写真:ポルシェジャパン)
7速MTが選べるのも特徴の1つ(写真:ポルシェジャパン)

911シリーズには、「カレラ4S」や「GTS」「ターボ」、さらに「GT3」とさらにハイパフォーマンスなモデルが数多くラインナップされている。しかし、ハイパフォーマンスであればあるほど、公道でその性能を体感することは難しい。

そういった意味で、911ではエントリーとなる385PSエンジン搭載モデルは、多いに魅力的である。そこにPASMなどが加わり、さらに軽量化まで施されているとなれば、911カレラTはピュアにドライビングを楽しみたい人にとって、ベストな1台になるではないか。

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木谷 宗義 自動車編集者

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きたに むねよし / Muneyoshi Kitani

1981年、神奈川県生まれ。大学卒業後、専門学校で編集を学び、2006年よりフリーランスの編集者/ライターとしてキャリアをスタート。取材・執筆、編集、ディレクション業務のほか、当初よりメディア運営に携わる。現在は自動車編集者として、初心者向けからマニア向けまで幅広く自動車コンテンツの制作やプロデュースを行う。type-e.inc代表取締役。

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