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8月24日に先行して発表されていたホンダ「フィット」のマイナーチェンジモデルが、10月6日にいよいよ発売となった。
フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジでも先行発表を行うのは、半導体不足などにより新車供給不足を見越した策として昨今、たびたび見られるケースだが、ことフィットにおいては思うように販売台数が伸びなかったこともあるだろう。
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かつては不動の販売台数ナンバーワン、トヨタ「カローラ」を追い越し、コンパクトカーの時流を変えたフィットだが、「N-BOX」の影に隠れて、存在感が少々薄くなっていた。
そこで、フルモデルチェンジから2年半というこのタイミングで、マイナーチェンジを実施したわけだ。
目玉は「RS」グレードの復活
では、フィットのマイナーチェンジの内容は、どのようなものだろうか。ホンダのプレスリリースでは、以下のように掲げられている。
今回の目玉は、現行になって姿を消したRSが復活したことにある。このRSは、専用デザインのフロントグリル&バンパーやエアロパーツ、アルミホイールを採用した外観に、専用サスペンションを装備したスポーツテイストのモデルだ。まずは、e:HEVモデルが発売され、11月10日にガソリンモデルも発売される。
アクセルオフ時の減速力を4段階で選択できる減速セレクターと、3つのドライブモードスイッチ(NORMAL/SPORT/ECON)を搭載するのは、e:HEVモデルだけの特権だ。
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スポーツモデルとしてはよくある手法であるが、自動車メディアや車好きの間では「グリルがついたこと」でも話題となった。現行フィットは“グリルレス”のデザインを特徴としていたが、日本でグリルレスはなかなかヒットしないというのが定説で、フィットもこのデザインに対して賛否両論あった。
そこで、ホンダはスポーツモデルで、明確なグリルを組み込んできたというわけだ。横幅いっぱいに広がったバンパーグリルと相まって、標準車とは異なる迫力を与えている。
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