「お金を増やした先」にあるワナに陥る人の特徴 「お金があれば幸せになれる」は大きな勘違い

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お金は紙切れであり硬貨なので、それを集めたとて意味はないですよね。ボードゲームの「人生ゲーム」をするときは、紙のお金を取っておいても意味がないから、みなさん不動産を買いませんか?

リアルな人生も同じことです。ずっと働いて、お金を貯めるばかりではつまらないでしょう。みなさん「老後のための貯金だ」などと言いますが、それでは人生がもったいない。お金を楽しい経験に費やしてこそ、より稼ぐ力も磨かれていきます。

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たとえば、何度もゴルフショップに通って新しいクラブを買い、実際にゴルフ場で初めて使うときはうれしいでしょう。これはキャンプや釣り、旅行なども同じでし、また同じような嬉しさを味わいたいからこそ、また仕事をがんばろうと思えるはずです。

つまり「お金は使うところまでがセットだ」ということです。

お金は、ただの交換ツールです。そのツールを貯めるだけで満足しているのでは意味がありません。たとえば、飲食店に置いてある袋に入った爪楊枝。なぜかあれを数本、持ち帰る人がいますが、コレクションでもしているのでしょうか?

爪楊枝は、歯のあいだに詰まったものを取るための道具なので、使わないと意味がないですよね。パソコンやスマートフォンだって、買ったら飾っておく人なんていません。お金だって同じで、しっかり使うことで初めて意味が出てきます。

よく「お金があれば幸せになれる」と勘違いしている人がいます。でも、お金を貯めて幸せになった人はいません。お金は使ってこそ幸せになれるのです。 

永田 雅乙 フードビジネスコンサルタント

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ながた まさお / Masao Nagata

1976年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。フードビジネスコンサルタント。「永田ラッパ」の異名をとった映画会社「大映」の社長・永田雅一の本家最後の男児曽孫として、幼いころより”お金と幸せを結ぶ”帝王学を授かる。14歳より老舗イタリアンレストランの厨房を含め、さまざまな店に入り、社会経験と現場の仕事を学ぶ。大学卒業後フードビジネスコンサルタントとして活躍。これまで国内外19カ国、累計1万1000店舗以上のプロデュース、コンサルタントを手掛ける。現在、フードビジネス専門コンサルタント会社「ブグラーマネージメント」代表取締役社長兼CEO。

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