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SPY×FAMILY「録画失敗」がトレンド入りした経緯 テレ東が痛恨失態でプチ炎上、納得の4大要因

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  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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この作品は『孤独のグルメ』(松重豊さん主演)を筆頭にした、テレ東お得意の「ゆるいグルメドラマ」の系譜にある。主人公の妻を演じる酒井若菜さんが「絶メシが好きなかたはこういう緩さも込みで楽しんでくれそう」とツイートしたように、完全なる放送事故ですらも、世界観を補強するアクセントになったのだ。

その点、テレ東は2005年から世界卓球を中継しているが、いまなお「卓球のテレ東」と呼べるほどのイメージを固められていない。

一方でアニメは『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)や『ポケットモンスター』(1997年)、『妖怪ウォッチ』(2014年)のように、とっさに思い浮かぶ作品は多々ある。もし視聴者が「スポーツに踊らされ、テレ東がブレた」と感じたのであればーー。

「俺たちのテレ東」ゆえに期待と落胆

思えば、筆者が幼少期を過ごした90年代は、プロ野球中継で、好きな番組が延期もしくは遅れて放送されるのも珍しくなかった。テレビ中継は21時30分くらいには終わるが、ラジオにいたっては試合終了まで。楽しみにしていたのに、いつしか寝落ちしてしまい、恨んだことも多々あった。

時代は過ぎていき、プライム帯でのスポーツ中継は激減した。加えて、地デジ化でサブチャンネル(メイン/サブの2チャンネルで、複数番組を同時編成できる仕組み)が実装されてからは、通常編成の影響を出さないように、試合延長時はそちらへ移行する例も増えてきた。

今回についても、なぜサブチャンネルを活用しなかったのか、疑問を投げかけるSNS投稿は多い。

これらから考察すると、今回の事案は、

(1)『SPY×FAMILY』が人気コンテンツであること

(2)開始時間が何度も変更されたこと

(3)「卓球のテレ東」のブランドイメージが定着していなかったこと

(4)スポーツ中継の潮流に合っていなかったこと

といった要因が複合的に絡み合い、「俺たちのテレ東らしくないぞ」と判断された結果なのではなかろうか。

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