貯金できない人は「銀行口座の使い方」を知らない 貯まる人は「残高確認」と「使い分け」をしている

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次の3つのうちあなたはどのタイプですか?

①使っている銀行は1つだけ。

入金も出金も1つの銀行だからラク。ATMで現金を引き出したときに残高を見るくらいで、通帳記帳はしていない。普通預金の残高が一応貯金のつもり。

②銀行口座は複数あるが、いくつかはほったらかし。

ネット情報などを見て、いいなと思った銀行に口座を作り、最初は張り切って定期預金を作ったりしたけど、だんだん面倒に。実際によく使うのは1〜2行。

③使っている銀行は複数。就職、引っ越し、転職などのたびに必要に迫られて作った銀行口座がいくつかある。

給与振込口座、クレジットカードの引き落とし口座、住宅ローンの引き落とし口座が違うので、毎月、給料が出ると、お金を移す。忘れそうになってヒヤッとしたことも。

銀行口座はいくつ持てばよいのか

これらは、ありがちな使い方です。そもそも銀行口座はいくつ持てばよいのでしょう。

銀行口座は1つよりも複数がおすすめです。システムの不具合で銀行取引ができない事態が発生するリスクがあるからです。2つ以上の銀行に、お金を入れておいた方が安心です。

また、銀行ごとに商品・サービスに差が出てきているので、複数の銀行を上手に使い分けたいものです。

ただし、数は多すぎないこと。基本は2つです。日常的な入出金を行う「普段使いの銀行」と、お金を「増やす銀行」です。さらに趣味のお金を管理する、副業の入出金用に使うなど、生活スタイルに合わせて第3の銀行を加えてもいいですね。どんなに多くても5つあれば、通常の生活では充分でしょう。

普段使いの銀行の候補となるのは、都市銀行や地方銀行など従来からある銀行です。公共料金の引き落としを始め幅広い取引に対応しているからです。給与振込口座は、都市銀行や地方銀行の人が多いと思います。給与が振り込まれる銀行を普段使いの銀行として、生活費の引き落としは全部ここから行います。そうすれば普段使いの銀行で収支を把握できます。

給与振り込みが信用金庫や信用組合の人は、信用金庫や信用組合を普段使いの銀行にします。信用金庫や信用組合は地域密着型の金融機関で、顔が見えるお付き合いを大事にしています。もちろんネット取引にも対応していますから、普段使いの銀行として利用できます。増やす銀行として都市銀行、地方銀行、ネット銀行などを組み合わせてはどうでしょうか。

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