貯金できない人は「銀行口座の使い方」を知らない 貯まる人は「残高確認」と「使い分け」をしている

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銀行口座を持つことのメリットは主に3つあります(写真:borina/PIXTA)
「自分はなんでこんなに貯金が少ないんだろう?」「こんな感じで老後は大丈夫なのだろうか?」
お金のことを考えると、思わず不安になる人は少なくありません。その結果、「貯金」「資産形成」「投資」などの言葉に過敏に反応したり、逆に目を瞑ってしまう人もいることでしょう。
しかし、『節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本』(朝日新聞出版)などの多数の著作で知られるファイナンシャルプランナー・坂本綾子さんは、「お金はあくまでも、感情を持たない数字。だからこそ、お金に好かれる人になるための習慣作りこそが大切なのです」と語ります。
坂本さんの新著『ズボラさんでも なぜか「やる気になる」 お金に好かれる人になるための35の習慣』より一部抜粋・再構成してお届けします。

銀行にお金を預けるのはなぜ?

大人なら、日本ではほぼ全員持っているのが銀行口座です。給与や仕事の報酬、年金などが振り込まれます。給料日にホッとしながらATMから生活費を引き出した経験はありませんか? 

銀行口座を持つことのメリットは、主に次の3つです。

1、手渡しではなく、お金のやり取りができる。

受け取りや支払いをすべて現金で手渡しで行うには、相手と対面できる時間に、対面できる場所まで出かけて行かなければなりません。これはなかなか大変です。銀行口座で受け取る、銀行口座から引き落とすことで、対面する手間を省けます。これを銀行の決済機能といいます。

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