エノモトの津軽工場が操業再開、岩手工場の復旧は依然先の見通し。工員の安否確認も急ぐ【震災関連速報】
半導体のリードフレームなどのメーカーであるエノモトは、東日本巨大地震の影響で一時停止していた津軽工場の操業を再開した。岩手工場は操業停止が続いている。
津軽工場(青森県五所川原市)は13日中に設備、建物の安全点検が終了。14日より操業を開始した。ただ、物流の停滞で材料、部品の調達および出荷には一部遅れが生じている。
岩手工場(岩手県上閉伊郡大槌町)は震災直後から依然操業が止まったままだ。建物や設備に大きな損傷はないものの、電力供給が停止していることから復旧は当面先になる見通しだ。
会社は現状の把握に全力を挙げている。工員の安否確認については昨日時点で101人のうち、約70人の無事を確認していたが、現在では91人の無事を確認。危機管理マニュアルに基づき、本社に安全確認対策本部を設置、10名程度の社員を現地に派遣。残りの安否確認を急いでいる状況だ。
(伊藤 崇浩 =東洋経済オンライン)
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