「自由に伸び伸び」では成績が上がらない納得理由 科学的に子どもの好奇心を引きだす方法
好奇心を科学的に引き出す方法
子どもの将来を考える親にとって、なんとかして子どもに勉強させようとするのは世界共通です。でも、肝心の子どものやる気がなかったら始まりません。「勉強する」「考える」というのは、つまるところ、自分で自分の頭を動かそうとする心の働きがなくては成り立たないからです。
私は、アメリカのスタンフォード大学に附属するオンラインハイスクールの校長をしています。スタンフォードとシリコンバレー。テクノロジーと世界の最先端教育。中高一貫のグローバル教室に、世界中から集まる才能ある若者たち……。これだけでも十分キャラの濃い学校かもしれませんが、実は本校の最重要エッセンスは「哲学」が必修であること。
「考える力」を一番大切に考えてカリキュラムを考えているのです。でも、「考える」という行為を強要することはできません。わからないことや気になることに自ら興味を持たない限り、意味のある思考はできない。つまり、子どもの考える力をサポートする上で、最も重要な要素の1つは、子どもの「好奇心」や「やる気」そのものを育ててやることなのです。
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