米国株はどうなる?「重要な7つの質問」に答える 景気後退リスクが高まり、株価はさらに下落?

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今後のアメリカ株は一段と下落するのだろうか(写真:ブルームバーグ)

日米など主要国の株価が直近の約2週間、大幅に下落している。とくにNY(ニューヨーク)ダウは、最近の戻り高値である9月12日の3万2381ドル(終値、以下同)から23日には2万9590ドルと、2800ドル弱(約9%)も下落。3万ドルの大台だけでなく、6月17日の安値2万9889ドルも割り込み、年初来安値となった。

これが日本株の重しともなり、日経平均株価は9月13日の終値2万8615円から連休前22日の2万7154円まで、1461円(約5%)の下落となっている。26日の日経平均株価は2万6500円近辺までさらに下押ししそうな情勢だ。

アメリカの「株価大幅下落」を事前に予測できず

当コラムでは、アメリカの株価が直近の「過度の悲観」から「普通の状態」に向かい、年末にかけて比較的順調な上昇基調をたどると見込んでいた。このため、足元の大幅な株価下落を見通すことがまったくできなかった。予想を誤り、読者の皆様には深くお詫びしたい。

筆者は、専門家による市況の見通し数値だけを見て、その背景となる根拠や分析を見ない、ということは好ましくない、と考えている。とはいっても、予想数値も筆者が提供している情報の重要な一部であり、それが大きく外れれば、お詫び申し上げるのが当然だと考える。

ただ、投資家の方からは「馬渕さんが謝ったところで、過去の相場が変わるわけでもない。お詫びなどしている暇があったら、より頻繁に『東洋経済オンライン』などのメディアに登場し、今後の市況についてどのように展望するのかを、一層しっかりと解説していくべきだ」とのご意見を数多く頂戴している。

大枠の結論としては、足元の株価下落で投資家の心理やポジションが傷んでおり、短期的には波乱含みの市場動向が続かざるをえまい。だが、「早晩、主要国の株価は底固めを経て、年内は反転上昇に向かう」とのこれまでの見解は変わらない。

そうした主張を、過去のコラムと同様に書いていくのもいいが、この間、筆者が主催するセミナーなどでは個人投資家の方々を中心に多数のご質問を頂戴している。それらには本質を突くものが多いため、今回は「質疑応答の形式」を借りながら、今後の市場を展望してみたい。

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