【産業天気図・小売業】総合スーパーは本業苦戦続く。コンビニは出店が牽引

今年の小売業は、総じて『曇り』が続こう。総合スーパーは本業の苦戦が継続。イトーヨーカ堂は2005年2月期の単体業績を大幅減額、既存店売上高が4%減で、特に猛暑や暖冬で泣かされた衣料品は8%減と落ち込んだ。減額修正済みのダイエー、04年12月決算を発表した西友も衣料品の苦戦が目立つ。上期単体の営業利益が記録的な低水準となったイオンも通期挽回はできなかった。
 ただ、ヨーカ堂とイオンの2強はグループ企業の収益が拡大中なのが救い。ともに05年2月期連結は何とか持ちこたえた形だ。来期も同様の基調が続くが、本業のスーパーでどこまでプラスできるか。
 ヨーカ堂は大型ショッピングセンター(SC)の出店へ本腰を入れる。さらに「生活デザイン研究所」を設立、衣料品中心に製造小売型の商品開発と売り場作りを進める。
 セブン‐イレブンを始め、大手コンビニチェーンの05年2月期は、ほぼ予定どおりの増収増益。後半やや息切れしたが、猛暑の貯金が効いた。06年2月期は猛暑のような追い風がなければ横ばいを維持できるかどうか。ただ、どのチェーンも出店ペースが鈍ることはなく、増収増益基調が続く。
【堀川美行記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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