突然「冷房の音が怖くなった」小学校教師のその後 うつと診断されるまでに表れた不調サイン

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「このくらいでかかるのは微妙かな」と思うくらいが、ベストタイミングだったりするのです。まずは知識レベルで、自分がしんどくなったときのサインを把握してあげてください。

心療内科にかかろうとすることは心理的なハードルがとても高いことだと思います。でも、自分で自分の状態を判断することはとても難しいので、第三者にみてもらうことは自分の状態に「気づく」うえで大事なステップだと思います。

医師から休職を提案されたときの葛藤

医師から「休職しましょう」と言われたときの葛藤についてもとても繊細に描写されています。usaoさんと同じように、「休職」という判断をとることの怖さを、患者さんはよく語られます。

『今のわたしになるまで〜うつと向き合った1年間の記録』(大和書房)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

例えるなら、それは「経験のない部署への、突然の異動命令」に似ている気がします。今までとはまったく違う環境に行かねばならず、ゴールも見えず、元どおりに戻れる保証もない。迷惑をかけるのが申し訳なさすぎて休職を選択できない、という方も少なくありません。

休むことが必要だと頭ではわかっていながらも、なかなかそれを選択することは難しく、とても勇気が必要なことだと思います。だからこそ「医師が言ったから仕方ない」と、ある意味「人のせい」にしてしまってもいいと思います。

usao 小学校教員

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うさお / usao

1991年大分県生まれ、福岡県在住の小学校教員(非常勤)。Twitter(@_usa_ooo)に不思議な生き物「うさお」が登場する「usao漫画」や日常生活を描いた「なんでもない絵日記」を掲載し、大きな話題に。『usaoの先生日記』『usao漫画』『usao漫画2』『なんでもない絵日記』がある。好きな食べ物はカレーライス。好きな時間は大切な人たちのとなりにいるとき。あとは寝ているとき。将来の夢はアトリエをひらき、たくさんの人を笑顔にすること。

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