「体重に支配された人生」を変えたモデルの試み 元過食症のプラスサイズモデル・吉野なおさん

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容姿がものを言うファッションモデルという世界に身を置きながら、彼女はなぜ挑戦を重ね、自分らしく生きられるようになったのでしょうか(写真:Woman type)
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摂食障害に苦しんだ過去を乗り越えて、女性ファッション誌などでプラスサイズモデルとして活躍する吉野なおさん。

かつては自分の見た目に自信が持てず、「私なんてどうせ何をやっても無理」と、恋愛に仕事に、さまざまな場面で可能性を閉ざしてきたという。

本記事はWoman type(運営:キャリアデザインセンター)からの提供記事です。元記事はこちら

ただ、モデルになって9年目を迎えた彼女は「今も自分に自信なんてない」と言いつつも、「人生を楽しめるようになった」と笑顔を見せる。

ファッションモデルはあらゆる職業の中でも容姿がものを言う世界だ。その世界に身を置きながら、彼女はなぜ挑戦を重ね、自分らしく生きられるようになったのだろうか。

体型コンプレックスが狭めた自分の可能性

私は4人きょうだいの末っ子なのですが、幼い頃から兄たちと自分を比べる癖がありました。勉強も、スポーツも、芸術も、見た目も、得意なものや誇れるものが何一つない。幼少期から「劣等感の塊」みたいな子どもでした。

中学校に入ると、自分の体型に対するコンプレックスがますます強くなっていき、高校生になると、仲のいい友達と自分を比べては落ち込んでばかり。

「なんで友達には素敵な恋人ができているのに、自分は恋愛もうまくいかないんだろう。きっと太っているからだ」なんて卑屈になったりして。

(写真:Woman type)

実際、当時好きだった男性から「もっと痩せてほしい」というプレッシャーをかけられたことがありました。それをきっかけに、無理なダイエットをするようになり、なんと30kgも痩せたんですよ。

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