東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #ユーモアは最強の武器である

「交渉をとことん優位に運ぶ人」の意外すぎる秘訣 警戒心を解き記憶に残りやすくする「驚きの技」

5分で読める
2/3 PAGES
3/3 PAGES

アメリカの世論調査機関ピュー研究所の世論調査でも、このことが明らかになっており、『ザ・デイリー・ショー』や『コルベール・レポート』のような面白いニュース番組を観ている人たちのほうが、新聞やケーブルテレビや全国ネットテレビのニュースから情報を得ている人たちよりも、最近のできごとをよく記憶していることがわかった。

さらにある研究では、短期記憶に関する簡易検査を受ける前に、映画の面白いシーンを観た人たちは、何もせずに同じ時間ただ座っていた人たちに比べて、2倍の情報を記憶していたことが明らかになった。

教室でも、ユーモアは効果を発揮する。学術誌『実験教育ジャーナル』において発表されたアブナー・ジブによる研究論文では、ユーモアのある教材で授業を受けた学生たちは、そうでない学生たちよりも授業内容をよく覚えており、期末試験の点数が11%高かったことがわかっている。

ジョークを効果的に利用したオバマ大統領

そういうわけで、政治家がお抱えのスピーチライター軍団にプロのコメディアンを加えるのも、めずらしいことではない。

オバマ大統領は2011年の一般教書演説において、政府の効率性を向上させるべき分野として、次の例を挙げた。

「サケが淡水にいるときは内務省の管轄です。しかし、サケが海水にいるときは商務省の管轄になります」ここで、ひと呼吸。「問題がさらにややこしくなるのは、スモークされたときです」会場は爆笑に包まれた。

ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)によるリスナー調査の「一般教書演説でもっとも印象に残った言葉を3つ挙げてください」という質問に対し、もっとも回答数の多かった言葉はなんだったか、わかるだろうか?

(答えは「サケ」)

コメディアンのジョン・シャーマンが言っているとおり、「聴衆から笑いが起こるのは、それだけ熱心に聴いているしるしだ」

(翻訳:神崎朗子)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象