「もう我慢の限界だ。保健所も医療機関も倒れる」 第8・9波さらに感染増?検査・医療体制どうするか

発熱外来と一般外来を分ける必要性
尾﨑治夫東京都医師会長は、コロナウイルスの感染力の強さから、発熱外来と一般外来を分ける必要性を指摘。発熱外来を設けていない医療機関の医師にも、コロナ患者の診療にあたってもらうには、検査センターなどを設置し、そこへ出向く形が望ましいと説明した。
全国知事会長の平井伸治鳥取県知事は、新型コロナ感染者の全数把握の仕組みについて、「医師、看護師、保健衛生当局の相当な負担になっている」と指摘し、「第7波」の収束を待たずに、早急に見直すよう訴えた。「もう我慢の限界だ。保健所も医療機関も倒れてしまう。1日を争う」と強く主張した。
田村氏は「結果的に患者を診られないという話になってくる。なんとかしないといけない」と理解を示した。