どんなにマイナスな出来事が起こっても、どんなに苦境に立たされても、捉え方を変えてポジティブに変換することができる。「自分は運がいい」と考えることができる。そういう人こそが、真に頭のいい人だと言えるのです。逆に、極論してしまうならば、「自分は運が悪い」と感じている人でも、思考法さえ変えれば「運がいい人」になれるかもしれないのです。
そして東大生は、この能力が高いです。何かうまくいかないような出来事が起こっても、「それを次に活かすにはどうすればよいだろう?」と考えて行動しています。
例えば、勉強していてできない問題に出合ってしまったり、テストで悪い点をとったりしたとしても、それは「自分がわからないところがわかった」ということにほならず、悪いことではないのです。
できない問題に出合うこともプラスの出来事
そもそも勉強とは、「わからないところがわかるようになり、できないことができるようになるためにやること」です。
だからできない問題に出合うのもテストで悪い点なのも、捉えようによってはプラスな出来事なのです。そうやって捉えられる人こそが、東大に合格できるような頭のよさを獲得できるのではないでしょうか。
発明王エジソンは、こんな言葉を残しています。
「私は99回失敗したのではない、うまくいかない方法を99通り見つけたのだ」
僕はかなり多くの東大生と話をしてきた自信がありますが、みんな多かれ少なかれ、この発想がどこかにあったように思います。
受験前に両親が離婚した東大生は、「悲しい出来事だからこそ、かえって勉強に打ち込んで悲しさを乗り越えられた」と語っていました。中学受験で失敗してしまった東大生は、「あの時の悔しさをバネにしたから東大に合格できた」と言っていました。
何か自分にとってマイナスな出来事があったときに、それを本当にマイナスな出来事にするか、それともそれを活かして、プラスな出来事に変換するかは、自分次第。そう考えて生活すると、きっと何かよい結果が待っているのではないでしょうか。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら