科学コミュニケーション 理科の<考え方>をひらく 岸田一隆著

拡大
縮小
科学コミュニケーション 理科の<考え方>をひらく 岸田一隆著

科学の専門家と一般の人とをつなぐ「科学コミュニケーション」という試みが世界で広がっている。なぜ今、科学と向き合う必要があるのか。

著者は「人類が未来の社会で共有すべき価値観にとって科学が重要な役割を果たす」からだと指摘する。山積する難題を解決するには人類共通のコンセンサスが必要であり、そこには科学的に正当な価値判断が求められる。

友人が地下鉄サリン事件の加害者になったことをきっかけに、科学と人類について見つめ直したという著者。知識の伝達だけでは価値観の差は埋まらないと、持続可能な社会に向けて「共感のコミュニケーション」という観点から日本人と科学コミュニケーションのあり方について考える。

平凡社新書 798円

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT