数学を切り捨てるビジネスパーソンの残念な末路 「知っておくべき数学」と「捨てていい数学」
まずは腕試しとして、以下の問いに答えられるかチャレンジしてみてください。
基礎的な数学の素養がわかる2つの問題
・彼女は銀行員で、女性運動で活動している
さて、皆さんはこれらの2つの問いにスラスラと答えられたでしょうか。あるいは方針が立ったでしょうか。
それでは、先ほどの①~②まで、解説をしたいと思います。
① ここでは条件を複数出している点がポイントです。
たとえば、5つ独立の条件を出したとします。独立とは、それぞれがほかに影響を与えない意味です。5つの条件にそれぞれ見合う人の確率が仮に40%程度だとすると、そのすべてを満たす人は、0.4×0.4×0.4×0.4×0.4≒0.01024=1%となります。
「平均ちょっと上」くらいの条件でもいくつか掛け算するとどんどん可能性は小さくなるということに気がつかないと、いつまでも人が採用できず、発展できない可能性が増すのです。この罠は結婚紹介所で「望む相手がいない」と嘆く人にもおおむね当てはまります。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら