健康書100冊読んでわかった「食事術」の最適解 プロ編集者チームが語る「糖質制限+αの真実」

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「太りたくないからアブラは摂らない!」というのは、ダイエットに励む若い女性やメタボが気になる中高年の共通認識ですが、最近では、オリーブオイルから亜麻仁油、えごま油、MCT油まで、「健康によいアブラがある」という健康情報も増えてきました。はたして、本当のところはどうなのでしょうか。

アブラは健康の“敵”? それとも“味方”?

健康書100冊を精査してわかったことは、積極的に摂るとよいアブラ、摂ることを控えたほうがよいアブラがあるのは確かなので、まずはその種類を把握したうえで、アブラを選んだほうがよいということ。ただし、それ以上に大事なことは、ふだん自分が知らずに摂っているアブラを“見える化”して自覚することです。

(画像:主婦と生活社)

アブラの摂取については、多くの専門家が結局はトータルバランスが重要であるといっているので、健康を守るために自分がすべき優先課題を、自分の食生活に照らし合わせて考えることが重要です。

「アブラの摂り方」について、ベストセラー健康書100冊を精査してわかったこと
①アブラは、太りたくない人の味方にもなる。
②アブラは、動物性か植物性かというような大ざっぱなくくりではなく、どんな脂肪酸を自分が摂っているかを知ることが大切。
③過剰摂取が懸念されるn-6系脂肪酸を減らして、健康によいとされるn-3系脂肪酸を増やすのがおすすめ。
④健康によいアブラを摂ることも大事だが、自分の食生活で摂っているアブラの「質」や「量」の自覚から、改善点を発見することが有効。
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