Z世代の8人組コント「ダウ90000」のスゴい実力 南キャン山里や東京03も絶賛、ABC決勝に進出も

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ダウ90000のメンバー(写真:融合事務所提供)

7月10日、若手の登竜門として知られるお笑いコンテスト『ABCお笑いグランプリ』(ABCテレビ)が放送され、カベポスターが優勝を飾った。

今大会の決勝に駒を進めたのは、青色1号、かが屋、カベポスター、こたけ正義感、Gパンパンダ、ダウ90000、天才ピアニスト、ドーナツ・ピーナツ、ハノーバー、フランスピアノ、ヨネダ2000、令和ロマンの12組。このうち、初出場が10組と非常にフレッシュな大会となった。

その中でも、ひときわ異彩を放ったのが男女8人組のダウ90000だ。当日は人数の多さを生かした「独白」というネタを披露し、会場を沸かせた。そんな彼らは、かねて芸人からの人気も高い。東京03・飯塚悟志、南海キャンディーズ・山里亮太、ミキ・昂生、ニューヨーク・屋敷裕政、かが屋・加賀翔など、実力派がこぞって彼らを称賛している。

さらに現在、動画配信されている単独ライブ「10000」のチケット販売枚数もスタートして10日目で1000枚を突破。結成3年目というキャリアを考えれば異例の売れ行きだ。彼らには、いったいどんな魅力があるのだろうか。

名門日大芸術学部出身のメンバー

ダウ90000は、日本大学芸術学部出身のメンバーで結成されている。平均年齢は23歳で、いわゆるZ世代にあたる。前身はダウ90000の主宰(リーダー)である蓮見翔と学部の同期たちが立ち上げた演劇サークル「はりねずみのパジャマ」だ。はりねずみのパジャマは諸事情で活動の継続が困難となったため、蓮見は2020年9月に同期たちとともに新たに「ダウ90000」を立ち上げた。

日芸と言えば、爆笑問題やラブレターズなどの、多くのお笑い芸人を世に送りだしている。その一方で、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や、数多くのコメディー作品を手がける三谷幸喜氏、劇作家・ドラマ脚本・ロックバンドをはじめ幅広い活動で知られる宮藤官九郎氏など、クリエイターも輩出している名門だ。

また、昨今では、大学のお笑いサークル出身の芸人、いわゆる“大学お笑い”が注目を浴びている。ダウ90000も大学サークル出身という経歴だけみると、法政大学出身のメンバーで結成されたコントユニット「夜ふかしの会」、早稲田大学のお笑いサークルから派生したコントグループ「WAGE」(2006年活動休止、その後解散)にも似ている。

ただ大きく違うのは、ダウ90000が意識的に演劇とお笑いの枠を設けず、垣根を越えて活動している点だろう。

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