ひろゆき「嫌われてもいいから答えを知りたい」 竹中平蔵がとことん聞いた2ちゃん創設者の本音

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ひろゆき:竹中さんがいろいろなことをやって、世の中が良くなったとします。そうだとしても、結局理解してくれない人のほうが多数派じゃないですか。本気で世の中を良くしようとしたのに、結果として手に入ったのは自己満足だけって形になってしまったように思えるんですが、それでもやって良かったと今でも思います?

竹中:やって良かったと心から思います。さっき言ったように自己満足で生きてるんだからいいじゃないですか。自分が満足しない人生なんて最悪じゃないですか。人に褒められるけど自分が満足していない人生と、人に褒められないけど自分が満足してる人生。当然、後者ですよ。自分がやったことは正しいと思うし、間違ってないと思う。評価しない人が多数いるけども、全力でやったつもりだから、これはこれでいいんじゃないですかね。

ひろゆき:そっか。

ひろゆきが嫌われてまで発信し続ける理由

竹中:でも、ひろゆきさんだって、社会に対する発言はずっと続けてますよね? これ以上お金を儲ける必要はないのに、嫌われてまでSNSとかYouTubeで政治や社会について発信し続ける。それはどういうことなんでしょう?

ひろゆき:嫌われるとかは別にどうでもよくて、とにかく「答え」を知りたいんですよ。これを言ったときにどういう反応があるのかとか、いや正しくはこうだよとか、自分の発言によって新しい知識が入ってくる。それによって「答え」に近づくことができる。そこに視点を置いているので。

竹中:それはどういうモチベーションなんですか?

ひろゆき:例えば、食料自給率について言い出す人って、基本的にバカだと僕は思ってて。簡単に言うと、カロリーベースで計算したもので自給率どうこうって言っても仕方がないし、そもそも石油が買えなかったら今の農業自体が成立しないので。石油が買えなくなったら、自給率がいくら高くても野菜や米をつくれないという話なので。

それを理解したうえで、食料自給率を上げたほうがいいんだって言ってる人を見たことなくて。だから「食料自給率を上げたほうがいいって言う人は基本的にバカだよね」って言ったときに、「いやいや本当はこういう理由があるんだよ」っていう頭がいい人が出てきてくれたら、僕にとっては知識が増えるじゃないですか。それで発言してるっていうのもありますね。自分の中の「食料自給率について話すやつはみんなバカである」という仮説が、正しいのか間違っているのか検証するというか。

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