ひろゆき「嫌われてもいいから答えを知りたい」 竹中平蔵がとことん聞いた2ちゃん創設者の本音
ひろゆき:やっぱり僕、全ての人に理解してもらえるとか、話せばわかり合えるとか思ってないんですよね。例えばイスラム教徒とキリスト教徒が話し合いでわかり合うのはありえないじゃないですか。なので、そもそも論、人はわかり合えないと考える。
人が心にダメージを受けるのって、わかってほしい人がわかってくれてないときです。「こいつにはわかんねぇだろうな」って人がわかってくれなくても「やっぱバカはわかんねぇよな」って思うだけなので、僕は何も気にならないですね。
竹中:極めてポリティカリー・インコレクトな発言ですね(笑)。
答えを知りたいから敢えて言う
ひろゆき:竹中さんはさっきダメージを受けたときの対処法を言ってましたけど、僕はそもそもダメージを受けない方法で生きてるんですね。
竹中:どういう?
ひろゆき:犬が喚いてもショック受けないじゃないですか。例えば小学生に「バーカ!」とか「不細工!」とか言われても、「うん、そうだよ、お兄ちゃんバカだし不細工だよ」で終わりじゃないですか。そこでダメージ、いちいち受ける必要ないと思うんですよね。
竹中:すごく正しい自己分析だと思いますよ。でも、だからこそ、もったいないと私は思うんです。やっぱり世の中を良くしようと思ったら、逆風を受ける。ひろゆきさんは、ここまで名を成して、私よりたくさん資産をお持ちだろうから、もう少し違うステージに行って、向かい風を受けながら世の中に貢献してほしいと率直に思うんですよ。
私が日本中から叩かれているときに、励ましてくれた人がいたんです。それが歌手の谷村新司さん。彼の言葉はすごくシンプルで、「鳥は飛び立つときに向かい風に向かって飛び立つんだ」と。向かい風があるから浮力ができるわけでしょ。『トップガン』でジェット機が空母から飛び立つときも、前に進んで向かい風を受けて飛び立つわけです。その言葉が、すごい励みになりました。向かい風ってのは、何かを成すために必要なことなんだと。
ひろゆきさんは向かい風を避けて、風に当たらないように自由に発言をしているのかもしれないけど、ここまで有名になったんだから、向かい風に立ち向かうのはどうですか?