怪演で話題、松本若菜さんが信じてきた「言霊の力」 今年上半期もっともブレイクした俳優の一人に

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今年大ブレイクした松本若菜さんが語ることとは?(撮影:梅谷秀司)
今年上半期、「もっともブレイクした女優」のひとりといって過言ではないのが松本若菜さん。
前クールで出演した『やんごとなき一族』(フジテレビ系)では一族の長男の妻・深山美保子役を怪演。コメディエンヌぶりも好評で、「♯松本劇場」とSNSでも話題になった。
連続ドラマ初主演となる『復讐の未亡人』(テレビ東京)では、鈴木密/美月(美月が密と名前を変えて職場に勤務)役を務め、ミステリアスな魅力を発揮している。
“遅咲きアラフォー女優”と言われる彼女が、女優という仕事をあきらめなかった理由とは。本稿後半では“プチ松本劇場”を展開、人柄の良さを感じさせてくれた。

遅咲きと言われて……

――「遅咲きアラフォー女優」と称されることもありますが、ご自身はこの表現をどう捉えていますか。

私いま、“咲いて”いるのでしょうか?(笑) 咲いているとして、みなさんに「咲かせていただいている」ということかと、とてもありがたいです。

ドラマのオンエア後などにSNSのフォロワー数やコメント数が増えていると、手応えを感じます。咲かせていただけるのであれば、今後はさらに咲き誇りたいですね(笑)。

――松本さんは30代前半まで、いくつものアルバイトを掛け持ちしていたそうですね。当時のご自身を振り返ると。

当時も今も、今回のように単独主演を務めることができるなんて想像もしていませんでした。マネージャーさんも含め、周りもそう思ってはいなかったでしょうし。

私はアルバイト時代、バイトリーダーを務めた時期があり、「松本、女優の仕事がダメならウチで正社員になれば」と言われたこともありました。バイトに精を出していれば事務所の人が私に期待しないのも当然ですよね。

ただ私は、「言霊」(ことだま)は信じているんです。女優のお仕事がほぼない頃から、自分に魔法をかけるように、お守りのように「絶対に大丈夫。大丈夫だから」と、何度も自分に言い聞かせていました。誰かに教えてもらったわけではありませんが、言霊を信じることで、心の均衡を保っていたのかもしれません。

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