学生時代に「社会人必須のスキル」を磨け! 偏差値が低い大学であっても逆転できる

✎ 1〜 ✎ 30 ✎ 31 ✎ 32 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

また、数値系のスキルと語学も、学生のうちからやっていて絶対に損はしない分野でしょう。数値系スキルといっても、何も会計士資格を取れという話ではなく、一般的な簿記の知識(経理などを目指すのでなければ、資格でいうならば2級程度で十分です)や、財務諸表や有価証券報告書の記載内容を読んでざっくりと理解する程度のレベル、数値を味方につける程度のレベルでも、しないよりはいいと思います。

そして語学。その昔、というか私の時代は、英語ができればそれなりに差別化にはなったのですが、さすがにいい大学を出ている方は英語程度はそれなりにマスターしてきている方が多いので、そこまでの差別化にはつながりません。

が、そうはいっても絶対数では少ないのは事実ですし、社会人に比べて圧倒的に時間的余裕がある学生ならではのアドバンテージになる分野でもありますので、これもやはり学生のうちに注力したいことです。なお、英語だけでなく、圧倒的に少ない中国語など、ほかの言語をマスターしてみるというのも、差別化という意味ではいいでしょう。

勉強するクセをつけよう

これらのスキルは基礎スキルなので、それに加えてご自身の興味と今後の方向性に合うと「思われる」分野で、徹底的に勉強をしてみてください。具体的なことは、当然、ご自身が考えなくてはいけないことですが、一方で、勉強するクセをつける、自分で調べるクセをつける、ということも重要な目標のひとつです。

そしてそういったスキル以上に重要なのが、物事の考え方や見方を鍛える、ということです。先ほどの数値系のスキルについても、簿記バカになれと言っているわけではなく、そういった勉強を通じて物事を「構造化する力」を養えるから、という理由もあります。

たとえば、売り上げを単価と客数に分けてみる、そして客数をリピート客と新規客に分けてみる、といった単純なことから、コンビニの商品在庫の充実度が、時間帯や場所、チェーン店ごとに異なることに疑問をもってみる。また、バイトをしている店の正社員の固定費と、バイトという変動人件費の割合などを、ビジネス特性からの視点で考えてみる、など。そうすることでバイトを活用することの合理性や、不合理性などが見えてくるかもしれません。

次ページ受け身ではない姿勢が生まれる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事