プラネタリウムの人気が再燃 全国で開業・改装ラッシュ

プラネタリウムが再ブームの兆しを見せている。昨年10月、羽田空港でカフェ併設のプラネタリウムが開業。11月には東京・渋谷で10年ぶりにプラネタリウムが復活。今年3月には名古屋市科学館で世界最大のドーム形状が改装オープンするなど、各地で開業や改装が相次いでいる。

学習コンテンツとして人気を集めてきたプラネタリウムだが、大型シネマコンプレックスなどほかの娯楽施設に顧客を奪われ、全国のプラネタリウム入場者数は1990年の580万人をピークに下降線をたどってきた。

だが、2000年以降、アナログ式のスライド投影から、デジタル機器を使ったCG映像へと変貌。投影可能範囲が広がったほか、映し出される星の数が急増し、臨場感あふれる映像が可能になった。また、「銀河鉄道の夜」や「はやぶさ帰還」など、ドラマ仕立ての作品が増えたことも、人気再燃の一因に。全国の入場者数は徐々に上向き、昨年には500万人(推計)まで回復した。

全国400施設のおよそ半分に映像機器を納入するコニカミノルタホールディングスは、「最近は娯楽施設として認知されている」と語る。同社は12年に東京スカイツリーの隣接地に直営プラネタリウムを開業する計画で、ますます耳目を集めそうだ。

(梅咲恵司 =週刊東洋経済2011年3月5日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • コロナショック、企業の針路
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
自動車「コロナ不況」が促す<br>部品業界サバイバルの行方

コロナ危機の自動車部品メーカーへの影響は、過剰な設備と人員を抱えていた日産系でとくに深刻。比較的堅調だったトヨタ、ホンダ系も無傷ではありません。世界レベルでの技術開発競争は激化の一途で、生き残りへの再編と淘汰が始まろうとしています。