東京コア消費者物価指数は2.1%上昇と伸び率加速 コストプッシュ型インフレに金融政策は有効か
エコノミストの見方
大和総研経済調査部の瀬戸佑基研究員:
- コアの上昇率拡大は生鮮を除く食料の伸びが大きい。輸入物価の影響はエネルギーに遅れて転嫁され、食料品の値上げの影響が本格化した
- 今後も食品中心に値上げが続くだろう。エネルギーは原油価格が一時的に落ち着き、ガソリンも政策影響で伸び率の加速が抑えられている
- 輸入物価だけでなく政策を十分見ていくことが重要だ。9月期限の激変緩和措置の延長やGOTOトラベルの先行きに注目
- 家計のマインド的には値上げの痛みはあるが、マクロ的に貯蓄は積み上がっており、景気が腰折れするような大幅な消費の減退は見られないだろう。値上げ報道も相次ぎ、注意すべきはマインド面
- 現状はコストプッシュインフレという認識は間違っていない。物価を原因に金融政策を変更すると整合性が取れない
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著者:占部絵美
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