史上最古の数学者はオプション取引の元祖だった 「学者は貧乏」と言われ、儲けられることを証明

なぜ「最初の数学者」と呼ばれるのか

古代ギリシアのミレトス(現トルコ)出身。ギリシアの七賢人のひとりで、史上最古の哲学者であり、史上最古の数学者。名門の生まれだったが、身の回りのことについては無頓着で、貧乏だったとされる。
紀元前585年の日食を予言し、ピラミッドの高さを計算し、「円の直径に対する円周角は90°である」というターレスの定理を証明した。あらゆる分野で知性を発揮した賢人。
アリストテレスは「ターレスこそ、哲学の祖」と言った。また、イギリスの哲学者・数学者のバートランド・ラッセル(1872年~1970 年)も「西洋の哲学史はターレスに始まる」と言った。なぜターレスが哲学の始祖なのか?
それはターレス以前には「世界の起源」について神話的な説明がなされていたのに対し、ターレスは初めて「万物の起源は水である」と、世界の起源に関して合理的な説明をしたためといわれている。世界は水から生まれ、水に帰ると考えた。
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