個人投資家には調整局面のときこそ「仕込み場」 『会社四季報』で弱気企業の強気転換を先回り
今の相場は難しい。上がるか下がるか、方向感をつかみづらい。ただ、はっきりしているのは、インフレが進み多くの企業にとっては原材料高がずしりとのしかかり、先行きの見通しに慎重にならざるをえないという点だ。
こうした調整局面で個人投資家はどう動けばいいのか。基本的には「待つ」のがいいだろう。下がったら買いに動きたくなるのが投資家の心情だ。が、だらだらと下がるなら、買っても損が膨らむだけ。底値をつけたのを確認してから動いたほうがよい。
「頭と尻尾はくれてやれ」という相場格言
6月13日発売の週刊東洋経済6月18日号では「株の道場 仕込み場到来!」を特集。会社四季報の先取り8大ランキングのほか、弱気相場に勝つための7大投資法などを解説している。
相場格言に、「頭と尻尾はくれてやれ」というのがある。本当の底値で買える人はめったにいない。株価は上下を繰り返す。底値をつけ、その後上昇しても、再び下がる。そのときに底値を下回らずに反発すれば「二番底」形成となる。
この二番底を形成し、株価が5日移動平均線や25日移動平均線を上回り、さらにそれらの移動平均線が上向きに転じればかなり明確な底打ちサインだ。このサインを確認してからでも遅くない。足元の株価調整局面は、そうした仕込み場に向けての好機と考えよう。
では、これから来る仕込み場はいつになるのか。その示唆を得られるのが『会社四季報』だ。間もなく発売される四季報2022年夏号はおそらく、悲しくなるほど控えめな予想が並ぶだろう。
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