SNSでやたら偉そうな人がしている大きな勘違い SNS上で好かれる人、嫌われる人の決定的な違い

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SNS上で「好かれる人」と「嫌われる人」には決定的な違いがある(写真:saki/PIXTA)
転職や人材採用、マーケティング、営業など、「個人が新しいビジネスチャンスをつかむ場所」として、SNSを利用するビジネスパーソンが増えました。LinkedInなどSNSのビジネス活用の可能性を追求し、『LinkedIn(リンクトイン)活用大全』を上梓した松本淳さんは、SNSの世界で好かれる人にはいくつかの共通点があると語ります。SNS上で「好かれる人」「嫌われる人」の決定的な違いをうかがいました。

「普通の人」がSNS運用で伸びる戦略

LinkedInに限らず、SNS運用において多くの人が頭を悩ませるのは「どんな発信をするか」ということだと思います。「SNS運用=発信すること」であると考えている人も少なくないように見えます。

しかしながら、そのような発想だけにとらわれていると、なかなかいい成果を得ることができません。「いい投稿さえすれば、他者から注目され、運用も伸びるはず」という発想は、いったん置いておくのがよさそうです。

ここで知っておいたほうがいいことがあります。SNSの運用においては、「発信」と同じくらいに「他者へのリアクション/他者との交流」が重要だということです。ひたすら発信を続けていてもなかなか注目されませんが、他者との相互コミュニケーションを増やすことにより、一方的な発信だけの運用に比べ、はるかに建設的に運用を伸ばすことができます。

SNS内での相互コミュニケーション量を増やすと、それに使うための時間が余計にかかってしまうようにも思えます。しかしながら、「他者との相互交流に積極的な人のほうが伸びるのも速い」というのが事実です。

一部の有名人や、すでにSNSインフルエンサーとして広く著名な人であれば、発信だけをメインに運用しても順調にアクセスを増やせるかもしれません。しかし、そのスタイルをまねしようとしても、大多数の人にとっては難しいでしょう。他者との相互コミュニケーションを積極的に増やそうという姿勢、それこそが「普通の人」が勝てる戦略だともいえます。

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