わが家は、夫婦共に共働き志向ということもあり、10年間共働きで育児を続けてきました。でも、自分がやってみて知ったのは共働き育児の大変さ。
幼児期が終わっても、小1の壁、小4の壁、と次々に壁がやってきます。教育にも力を入れようと思えば、そこにかかる労力もかなりのものです。「子育てって、成長しても、悩みの種類が変わるだけで、楽になるわけじゃないんだ!」というのが私の実感です。
とはいえ、わが家の場合は子ども一人、私が時間の融通が利きやすい職種のフリーランスで、家族全員が基本健康で体力もあるという家庭です。「うちより子どもの人数多いとか、両方ともフルタイム会社員とか、体力ないとか、そういう家庭はどうやって仕事と両立させてるの??」はずっと思ってきたことでした。
今回取材したご夫婦は、途中から一人が専業主夫になり、しっかり教育にも力を入れるという家庭生活を選びました。でも、それが可能で成立したのは、knockoutさんが「たまたま会社を辞めるのに抵抗が少なくて、たまたま専業主夫生活に性が合っていたタイプ」だったからです。knockoutさん自身も「専業主婦(夫)という生き方が合わない、苦しいと思ってしまう人も少なくないと思う」と言います。
共働き家庭が増えたことで、PTA仕事の無駄をなくし負担軽減する改革が行われる学校が増えたり、遅くまで子どもを預かってくれる幼稚園も増えたり、社会システムも少しずつ変わりつつあります。
でもまだ変化の途中。「必死で頑張ってきたけど、もうこれ以上共働きを続けるのは無理かも」と悩む声、そして実際に泣く泣く会社を辞めたという声もいまだよく聞きます。
今回のつかれないヒント
夫婦共に共働きを希望した場合、「普通に共働きを続けられる」社会になるにはどうしたらいいのか。何がまだ足りないのか。そんなことをあらためて考えさせられたのでした。
というわけで、今回のつかれないヒントは……
↓
まだ日本社会は「共働きを続けていく」には
ハードルが多すぎる。
頑張りが足りないわけじゃないので、
自分ばかりを責めないで。
次回以降は、このご夫婦の家事育児教育の分担、「専業主夫」という形が成り立ったこのおふたりの夫婦バランスについて紹介していきます。
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