サッシの欠陥が続々発覚、トステムは1万棟分

サッシの欠陥が続々発覚、トステムは1万棟分

エコポイントに沸く住宅サッシ業界に動揺が広がっている。

国土交通省は1月末、国内最大手トステムの販売したアルミ複合サッシが、建築基準法で求められる防火基準を満たしていなかったと公表。改修など対策をとるよう指示を出した。該当製品は2003年10月から11年1月まで販売され、使用物件数は全国で約1万棟に上るもようだ。

10年10月には、国内3位の三協立山アルミが製造した複合サッシでも、同様の違反が判明。約7000棟分について指摘を受けた。

問題のサッシは、国内の防火戸メーカーなどが加盟するカーテンウォール・防火開口部協会(以下、カ防協)が審査。防火基準を満たした国交大臣認定品として販売されたものだ。

カ防協は02年2月に業界を代表して、国交省から認定を取得(認定番号「EB-9112」)。以降、サッシ各社は協会が定めた同一の仕様に基づいて製品を開発、販売してきた。そのため、トステム、三協立山以外のメーカーの製品も、認定違反となる可能性は高い。「EB-9112」に基づき作られた複合サッシは、国内の住宅サッシ出荷数の5%程度とみられる。

審査するのは書類だけ

性能不備の商品が広く流通した要因には、カ防協の甘い検査体制が挙げられる。

各社が開発したサッシは、カ防協の内部部会と第三者機関による審査を通過した製品だけが大臣認定品として販売を許される。基準を満たさない製品は、この2回の審査でふるいにかけられるはずだ。

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