180の資格取って「人生変わった」彼に起きたこと 「2年で副業が本業を上回った」元会社員の稼ぎ方

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林さんは資格取得を続けるうち、勉強法はもちろん、資格の選び方や生かし方など貯めた知見をSNSなどで発信。そのうち資格取得のアドバイスをお願いされたり、資格予備校などから講師として招かれたりするようになり、仕事の幅が広がった。

2022年5月現在、保有する資格は170を超える。その数に圧倒されるが、やみくもに増やしているわけではない。「私にとって資格は証明書のようなもの。“○○に詳しい”や“○○の専門です”と名乗るのは自由ですが、言葉だけで他人から信頼を得るのは難しい。その点、資格があれば一定の知識レベルは証明される。資格への挑戦は、自分の知識の証明です」。

そう考えるからこそ、ただ数を増やすのではなく、資格を取る意味や挑戦によって得られる学びを大切にしてきた。また、「資格名+欠点」や「資格名+意味ない」などの検索ワードでネガティブサーチまでして、世間的にどのような評価をされているかなども徹底的に調べる。合格するための戦略も立てられるだけ立てる。

資格マニアではなく”ソムリエ”の理由

これらの経験を生かして、どの資格がその人に強みになるか、次に取るべき資格は何かなどを指南する。ある特定の資格について詳しい専門家ではなく、さまざまな資格の概要を知ったうえでアドバイスできる存在を目指した。「だから資格マニアではなく、資格ソムリエ。資格取得を目指して学び、発信するすべての人たちをリスペクトする表現が欲しかった」。

林さんにとって資格取得のモチベーションになっているのは知的好奇心だという。「新しいことを知って、それが形に残る資格取得はメリットでしかない」。当初はITやビジネス、法律方面の資格が中心だったが、次第に食やライフスタイル、メンタルなど、多方面の資格を取るようになった。

取れそうな資格を片っ端から狙うのではなく、「その時々で、心の琴線に触れる」資格を選んで受験している。「デジタル社会になればなるほど、逆にアナログ的なものに価値が生まれると思っていて。それで健康や精神に関わるような分野に興味を持ち、関連する資格を増やしました」。

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