新幹線の開業は、想像以上に街にインパクトを与えることがある。
全国各地、大なり小なり影響はあるが、何より大きかったのが金沢だ。2015年に北陸新幹線が金沢まで達すると、年間の観光入込客数が前年より一気に16%増えて2500万人を超えた。そしてそれは新幹線開業のご祝儀のようなブームには終わらず、コンスタントに新幹線開業前を大きく上回る観光客がやってくる街になったのだ。
新幹線が大きく変えた
とにかくこれだけで新幹線のインパクトの大きさはよくわかる。もちろん、兼六園をはじめとする恵まれた観光資源あってこそなので、それを軽視はできないが、新幹線はやっぱりスゴい。
そんなわけで、いまのところの北陸新幹線の終点、金沢駅にやってきた。県都・金沢を中心に石川県の鉄道の旅を楽しもう。
両隣の県(つまり富山県と福井県)から石川県内に入る鉄道路線は、新幹線をのぞけば2つある。JR北陸本線とあいの風とやま鉄道(倶利伽羅駅以西がIRいしかわ鉄道)である。2つといっても元は同じ路線だったからここは1つにまとめても差し支えないだろう。
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