中島健人「80年代リメイクCM」の新しいレトロ感 5月前期の「CM好感度ランキング」を一挙公開!

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湖池屋 スコーン 「新しいダンスコーン」篇

5月前期のCM好感度ランキングでは、耳に残るサウンドが特徴的なCMがワン・ツーとなった。

1位は日清食品『カップヌードル パクチー香るトムヤムクン』のCMで、「♪私は素敵な味です ポーポポーポポ」といったフレッド・オアラオの『Po popo popo』の替え歌をBGMに使用。商品とともに「本場タイのトムヤムペースト使用」「累計1億4000万食売れてます!」などのテロップをテンポよく映す内容で、女子小学生や主婦を中心に多くの支持を集めた。

1988年のCMをリメイク

湖池屋は発売35周年に伴いリニューアルした『スコーン』のCMに、中島健人を起用。「♪スコーン スコーン 湖池屋スコーン」と繰り返すフレーズで話題を集めた1988年開始のCMをリメイクした作品で、半月度調査では同ブランド最高位となる2位にランクインした。

撮影場所や出演者の衣装、髪型も忠実に再現したといい、当時のCMと同様に社交ダンス教室を舞台に展開。冒頭では「♪スコーン スコーン」と連呼するダンス講師の掛け声に合わせてステップを踏む男女が映される。

そこに赤いシャツを着た中島が現れ「新しく、してごらん」とカメラ目線で語りかけると、おなじみのリズムに合わせてキレキレのダンスならぬ“ダンスコーン”を披露。最後は中島と生徒らがポーズを決める姿に、商品ラインナップと「35年目モデルチェンジ」のメッセージを重ねた。

モニターの反応を見ると若年層からは中島の格好良さやダンスに関する感想が多く、40歳以上からは「昔のCMと思いきや、ケンティーが出てきて笑える」「懐かしくも新しく感じるところがとてもよい」「インパクトのあるCMだったので、復活してうれしい」など、懐かしむとともに刷新したクリエイティブを評価する声が目立った。誕生から30年以上経った現在も人々の記憶に刻まれている「♪湖池屋スコーン」のサウンドは同社にとってかけがえのないコミュニケーション資産といえるだろう。その資産を軸に現代風のクリエイティブに進化させた結果、幅広い世代へブランドの存在感を強く印象付けることに成功したようだ。

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