中島健人「80年代リメイクCM」の新しいレトロ感 5月前期の「CM好感度ランキング」を一挙公開!

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

アサヒビールは発売36年目を迎える『スーパードライ』を初めてフルリニューアルし、『スーパードライ』の誕生日である3月17日を中心に同社最大規模のプロモーションを実施。

アサヒスーパードライ CM 「最高の渇きに。イチロー」篇 30秒

なかでも4月4日に開始したイチロー起用のCMが快走し、13位につけた。本作はONE OK ROCKの『Wonder』をBGMに展開し、シアトル・マリナーズのユニフォーム姿のイチローが青空の下で気持ち良さそうにバッティングをするシーンからスタート。

「今が一番野球が好きなんですよね」といった自身の語りとともに草野球チーム「KOBE CHIBEN」のメンバーと野球を楽しむ様子を描き、イチローが仲間と称え合う姿に「最高の渇きに、DRY。」というメッセージがかかる。

続けて黒い空間で水しぶきをあげる新パッケージや、ビールのおいしさを堪能するイチローの姿が映されていく。ラストはリニューアルした味わいの特徴を表現したという“辛口カーブ”と「新・辛口〈生〉」の文字をシズルカットに重ね、「新スーパードライ、始まる。」のコピーで締めくくった。

支持層を確認すると、男性を中心に多く得票しており、60歳以上の男性では全オンエアCM3147作品中の首位、30代の男性では3位となった。

同ブランドは飲食店の樽生ビールのような味わいが楽しめる『アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶』のリニューアル発売に合わせ、中島健人と菊池風磨、白石麻衣と西野七瀬がそれぞれ出演する新CMも放送した。「めっちゃ、生ビール!」のコピーのもと、開栓直後に湧き上がる泡に彼らが驚きの表情を浮かべる様子などを映す内容だ。イチローの出演作などと合わせた銘柄別CM好感度では、半月度調査において初の総合1位に輝いた。

このほか同社は茨城工場内にある「スーパードライミュージアム」の疑似体験ができる移動式のイベントカーや飛行船「新スーパードライ号」の全国展開、総勢50組のYouTuberとのタイアップ企画などさまざまな取り組みを展開し、話題創出や引用喚起を図っているという。

東京中央美容外科は意外なタレントを起用

東京中央美容外科は意外なタレントを起用したCMが大きな反響を呼び、自己最高のCM好感度を記録。初のトップ30入りを果たした。CMは大きなつばの帽子をかぶった女性のシルエットから始まる。そしてしぶきをあげる赤い液体の映像に続けて、女性の目元や真っ赤な唇をはじめ、赤いネイルを塗られた指先を添えた女性の顔のアップや肩、脚、腕といった体のさまざまなパーツが次々にフォーカスされていく。

そこに「目覚めよ、本当のワタシ。」というナレーションや「全身医療脱毛 クイック3回 ¥69,800」といったテロップが入り、最後は黒いドレスと華やかなアクセサリーを身に着けたスタイリッシュな女性の姿に「TCB」のロゴを重ねた。次の瞬間、カチンコが鳴らされ「カット!」の声がかかると、女性が満面の笑みで「フワちゃんでしたー!」と元気よく叫び、これまでのシーンで美しい肌やクールな表情を披露していた女性がフワちゃんだったと明らかになるストーリーだ。

次ページ【一挙公開】CM好感度ランキング
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事