上司をコロコロ転がす、正しい太鼓の持ち方 35の「ゴマすりフレーズ」をマスターしよう
こいつは単なるおべっか野郎ではない、只者ではないという印象を植え付けて、翌日から土屋課長に一目置かれるはずだ。二人っきりで使うとマジっぽく伝わる危険もあるけれども。別れ際には奢っていただいたことや日ごろの感謝を込めて、
とお別れ。「こいつ、普段、どんだけ誰からも施されていないんだよ」と土屋課長も突っ込めるほどシラフではないので、上機嫌に帰宅する可能性が高い。ここでは、みんなに愛される立派な太鼓持ちになるためには「俺が1位なら、2位は誰だよ」と聞かれても2位以下を発表してはいけないという。
こんなアレンジも可能です
乳首をビンビンできない新入社員には、もっと気軽に叩ける太鼓も用意されている。翌日、土屋課長に食べたことがないような昼食を御馳走になった場合。
太鼓を叩いている本人が褒めているのか貶しているのか、もはや分からない。おそらく食事以上にフレーズが斬新であることは間違いない。
「ぬれおかき」と言って、少し怪訝な顔をされた場合は、午後の会議で土屋課長の斬新なアイデアを聞いた時に、歴史を使った太鼓で軌道修正するのもあり。
課長なのに教科書を塗り替えちゃいます。
と、もちろん、ネタ本なので若干の突っ込みどころはあるのだが、フレーズごとに会話の理想的な流れや、類語、つい使ってしまいがちな禁句、最も効果を発揮する上司のタイプから上司のタイプの見分け方まで詳細に説明している。
気づくと頷きながら読んでしまっていた。「飲み会を断るのは3回に1回まで」などフレーズと関係なく納得してしまう助言も少なくない。新社会人には単なるネタ本以上の広がりが本書にはあるだろう。
ちなみに、飲み会を断る時には、カネや健康をウソの理由として挙げるのは太鼓持ちを目指す者としては危険とか。最初から「行きません」とは伝えずに焦らした挙句に
これは今日からでも使えそうだが、「おお、じゃあ、一晩付き合うよ」と言われたら悲劇的な結末を迎えそうなので、本書で傾向と対策、会話の流れを把握してから使うべきかも。
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