通常のゴルフ計測器よりも映像を含めてより鮮明に多くのデータを集め、使用した人が自分のスイングやクラブの動きを知ることができ、ある程度ゴルフをしている人なら映像やデータをみれば「自主レッスン」ができるようになっている。ビギナーでも、自分のスイングを見られるので、ほかの人との違いはわかる。
また、シミュレーターにはアメリカの名門コース・ペブルビーチゴルフリンクスはじめ鮮明な映像の世界のゴルフ場14コースが入っており、新橋で世界のゴルフ場を回った気分を楽しめる。
会員制で、一般会員は1カ月9800円(税別)で月1回のレッスンを受けられ、個室を利用するたびに個室料1000円(税別、50分)かかるが、打ち放題でクラブなど用具も借りられるので手ぶらで来られる。予約はスマートフォン、支払いはクレジットカード、入室はカードキー、防犯カメラを設置するなど、セキュリティー対策やお金の管理を機器で行う。個室の換気はオゾン発生器でコロナ対策もしている。
コロナ禍でマンパワーが必要なコンビニなど、24時間営業が当たり前だった業界も、人手不足などの問題もあって時間短縮を余儀なくされるところもあると聞いている。ゴルフの練習という「対面」があまり生まれない特性を生かし、機器の進歩、導入によって24時間営業を可能にしたというところだろうか。
コロナ禍で増えたビルの空き室を活用するケースが増加
近くにあるゴルフショップの店長によると、コロナ禍で新橋では飲食店や企業が撤退してビルに空き室が増え、その空き室を利用してインドアゴルフ練習場を開くケースが増えているという。「最近は開業のあいさつにくる方が何人かいます。不動産屋も賃料が下がって借りやすい状況と言っていました」という。
コロナ禍でリモートワークが増え、企業の都心オフィス撤退・縮小もあって、オフィス空き室率が都市部を中心に増えてきた。そこにインドアゴルフ練習場というのが、今後「24時間営業」をキーワードにして増えていくかもしれない。
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